2022年に新作となったロードバイクタイヤ「Michelin・PowerCup:ミシュラン・パワーカップ」
60歳還暦初心者のBianchi Sprint君に装着。
荒サイ・物見山・筑波8耐などで500㎞ほど走ったのでそのインプレをお伝えしたいと思います。
また新ETRTO規格ではないのでは?という話もあるのでホイールリム幅と装着後のサイズも紹介です。
個人的には、とくにノビの良さが判るタイヤだと感じました。
ミシュラン・パワーカップ仕様
まずは今回購入したパワーカップと装着ホイールなどの概要です。
Michelin Powercup購入サイズ
- 購入したサイズ:700-25C
- タイプ:TubeType・クリンチャー
パワーカップにはTLR(チューブレスレディ)、TT(チューブタイプ・クリンチャー)、TUBLAR(チューブラー)の3種類がしっかり揃っています。
サイズもクリンチャーは23~28C、TLRは25C~30Cまで揃っているので不足は無さそうです。
使用チューブ
せっかくタイヤを変えたので、チューブもちょっといいやつに。
ブリジストンのエクステンザにしてみました。
購入時にはバルブ長60㎜しかなかったので、自分のZONDA君にはちょっと長めですね。
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使用ホイール
ホイールは初心者定番、カンパニョーロ・ゾンダ君です。
クリンチャータイプでリム幅は17C。
すでに1000㎞以上走って、その性能はまだ使いきれていない感じです。
パワーカップ空気圧
カタログ値によると適性空気圧は以下の通り。
- 23C:6~8Bar
- 25C:5~8Bar
- 28C:4~6.5Bar
ちなみに自分の場合の適性空気圧はSRAM空気圧ガイドによると以下になるようです。
- タイヤ幅27㎜ 5.58~5.93Bar
- タイヤ幅26㎜ 5.88~6.25Bar
- タイヤ幅25㎜ 6.21~6.61Bar
実際に乗った感じでは7Barまで上げると硬さと路面の凹凸で乗り上げ感がありました。
個人的には5.7~6Barくらいがちょうど良く感じています。
購入方法
いつも定番アイテムは【ワイズロード】で購入しているのですが、私が購入時にはパワーカップの在庫がありませんでした。
また、Amazonにも在庫がなかったので海外通販でいつも使っている【ProBikeKit】からの購入となりました。
現在はAmazonに在庫があるようなので、そこで買うのが一番早そうです。
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パワーカップと新ETRTO規格
ミシュラン・パワーカップは新ETRTO規格ではないという話があります。
ETRTO規格の詳細はここでは省きますが、旧ETRTOのタイヤと新ETRTOのタイヤでは推奨リム幅が変わって来ます。
私も今回タイヤ選びの際には、自分はどのタイヤを買えばいいのか?悩みました。
ロードバイクタイヤ定番のGP5000は旧ETRTO規格なのでリム幅17CのZONDA君には25CでOK。
一方、パナレーサーのAGILSTは新ETRTO規格なのでリム幅17Cだと23Cが推奨になるようです。
ややこしいですよね~
で、パワーカップは2022年新作なのに旧ETRTOぽい?
だったら25C買っておけばいいかなと。
パワーカップ25Cをリム幅17CのZONDAに装着して見ると実際のタイヤ幅は27㎜ほどになりました。
コーナーリングはイイ感じなのでOKとしています。
新旧ETRTO規格が混在する現状では、リム幅との関係は気にしてタイヤサイズを選んだ方が良さそうです。
タイヤ交換のやりやすさ
ZONDA-17Cへの装着は特に手こずることはありませんでした。
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最後はタイヤレバーを使いましたが、それほど大きな力を入れることもありませんでした。
ちなみに使っているタイヤレバーはカンパニョーロです。
Michelinパワーカップインプレ
パワーカップに履き替えてから、まずは荒サイに。
その後、物見山周回をこなして筑波8耐に参加です。
もともと筑波8耐に向けて用意したタイヤでした。
こぎ出し
こぎ出し感は「お~!!」って感じるほど変化はありませんでした。
GP5000始めてはいた時の方がこぎ出しは軽いなあと感じたんですよね。
ただ、スムーズさはあります。
GP5000の方がサイドが固い感じがするので、こぎ出しが軽く感じるようにも思います。
巡行
パワーカップ履いて一番感じたのがノビの良さ!
60歳貧脚オヤジでも25㎞で平坦巡行からの伸びが確実に実感できます。
筑波8耐で集団内で走っているときも、集団ペースが上がったときの付いて行きやすさは以前よりあきらかに楽でした。
短期間で乗り比べていないので記憶の感覚になりますが、初速からの加速感はGP5000で伸び感はパワーカップかなと。
ただし私が出せるのは、せいぜい時速40㎞ちょいまでですけどね。
乗り心地
空気圧次第という点がありますが、5.7~6Barで乗った感じです。
Sprint君のノーマルタイヤより明らかに突き上げ感がなくなりました。
またGP5000よりゴツゴツ感も少ない気がします。
1回Rideの最長は120㎞ほどですが、路面の継ぎ目や荒れたアスファルトなどもマイルドな感じです。
コーナーリング
コーナーリングのグリップ感はGP5000と好みが分かれると感じます。
個人の感覚差も大きいのがコーナーリングなので、絶対値では出せないということを踏まえて、かなり違うコーナーリング感です。
- パワーカップは「しなやか」で「マイルド」な感じ。
- GP5000は「ガッチリ」で「手ごたえがある」感じ。
コンパウンドのグリップはどちらも良いハズなので、タイヤの剛性の違いからくるのでしょうか。
コーナーリング中に荷重をかけていった時に、GP5000はガッツリ受け止めてくれる感じで、パワーカップはタイヤがいなしてくれる感じでしょうか。
これは好みが分かれるところだと思います。
単純にグリップ感の良さはGP5000が判りやすいと思いますが、トラクションかけたときの乗りやすさはパワーカップかなあと。
【まとめ】Michelinパワーカップ走ってみた
2022年ミシュランの新作ロードバイクタイヤ・パワーカップは初心者でも伸びの良さが判るタイヤでコーナーリングも素直でやりやすい感じです。
まだ実際に走っていませんが、コンパウンド的にはWETグリップも良さそうなのが個人的には評価の高いところです。
Sprint君のノーマルタイヤから変えたときの変化はムッチャ良いので、GP5000は定番すぎてつまらないというあなたにはおススメです。