BianchiSprint購入から、平坦ばかりですが300㎞ほど走ってみましたので、ロードバイク初心者目線でのインプレをしてみましょう。
また、Sprintの仕様やパーツなども実際に乗ってみた感じでインプレしてみましょう。
BianchiSprint購入を考えている方の参考になれば幸いです。
BianchiSprintサイズ選び
私は身長174.5㎝・72㎏で典型的日本人、胴長短足体型。
BianchiSprintの適性サイズでは53か55となります。
じっさいにまたがってみた感じでは、どちらにするか悩みました。
ゆったりサイズなら55かなあ……でしたが、またがった状態から自然に前傾~ハンドルに手を置いた感じだと、ほんのわずかだが遠いか?
53サイズでまたがってみると、ドンピシャでグリップを握れる感じ。
ロードバイクでサイズ選びは重要ポイントとよく言われます。
できれば試乗するのがベストでしょう。
CelesteかBlackGraphiteか?
BianchiといえばCelesteカラーが定番ですよね。
かくいう私もロードバイクメーカーとしてのBianchiを知ったばかりのころは「買うならCeleste」だったんですよね。
でも、いろんなところに走りに行ったりすると、見かけるBianchi=Celesteなんですよね~
「被るのやだなあ~」と思っていたのですが、BianchiのBlack見たら超カッコイイ!!
キマリでした。
リムブレーキvsDiskブレーキ
今さらリムブレーキにした理由は、ずばり「5万円安いから!!」
自分でメンテナンスしやすいというのもありますね。
私の場合は、5万円安いというメリットと、ロードバイクでやりたいこと的にリムブレーキで十分と判断したワケです。
ただ、通勤通学や超長距離ブルべ参加がメインなど、必ず雨の日も走るというのであればディスクブレーキ一択になると思います。
コンポは基本105
BianchiSprintのコンポーネントは基本的に105ですが、細かいところでは違ってきます。
カタログ見れば判るのですが違いをピックアップしてみましょう。
ブレーキはSHIMANOだが
Diskブレーキは105なんですが、リムブレーキは105ではありません。
SHIMANO製ではありますが「SHIMANO BR-R561-L」という型式。
私が以前乗っていた自転車に比べればはるかに良いのですが、握りこんでいった時の剛性感や制動力はもう一つと感じです。
これは息子さんのTCR SLR2で105リムブレーキを乗ったことがあるから感じるのかもしれません。
通常使いには問題ないレベルでしょう。
もちろん、制動力を最重要視するのであれば+5万円でDiskを買うべきですね。
ディレーラー&クランク
ディレーラーはフロントもリアも105なのはウレシイところ。
ただしクランクはSHIMANOですが105ではありません。
SHIMANO FC-RS510 という型式の50X34コンパクトクランクになります。
ギヤは初心者向け
スプロケットはSHIMANO 105 CS-R7000。
ギヤ数は 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32Tとワイドレシオな感じですね。
これなら平坦巡行から登りもこなせます。
前に乗っていたDRC2300ではリングギヤ50×34コンパクト、11~34で白石峠も登れていたのでSprintならコンパクトクランク+リヤスプロケット32Tなら十分登れそうです。
サドルはショート・シートポストは標準規格
Sprintのサドルはselleitalia BOOST。
このサドル、グリップがムッチャいいんです。
これは好みが判れるところかもしれません。
乗車時にお尻の位置を前後にずらそうとしたときグリップしてしまうので、サドルからお尻を浮かせないと動かないんです。
あと、車体を跨ごうとした時にサドルに脚がちょっと引っ掛かるとグリップしてしまい、よろけてしまいそうになります。
Sprintのシートポストはいわゆる標準仕様。
その自転車オリジナルな超エアロのシートポストもカッコいいんですが、Sprintみたいに標準規格だと、いろいろ試せるのが楽しいですね。
ハンドル&ステムは標準規格
Sprintのハンドルステムは標準規格サイズ。
ゴリゴリのエアロな一体型ステムもカッコいいですが、Sprintはいろいろなブランドやステム長を試すことがデキちゃうのがいいですね。
ハンドルはVELOMANN COMPACT・アルミ製。
53サイズだと400㎜幅になります。
そのうちカーボン・エアロハンドルなんか付けてみたいですね。
ホイールは定番のコレ
リムブレーキ仕様のホイールは鉄下駄定番のSHIMANO WH-RS100。
DRC2300でも使っていたのですが、気を遣わないで使えるのがイイところです。
Sprintで最初に替えるならホイールでしょうか。
ホイール変えるって初心者から一歩高みに上がる感じで憧れますね。
タイヤは硬めか?
Sprint純正タイヤはVittoria ZAFFIRO PRO。
25Cなんですが見た目が細い感じなんですよね。
Vittoriaのサイトで見るとZAFFIRO PROは新ETRTO規格といことですが、新規格だとそうみえるのかもしれませんね。
また、このタイヤのエア圧6~9Bar・87~130psiとけっこう高めです
そのせいか、乗り心地がタイヤの硬さを感じます。
タイヤだけでもGP5000にしたいところです。
BianchiSprint・300㎞走ったインプレ
まだ峠など本格的な登りには行っていませんが、平坦メインで300㎞ほど走ったので、現時点でのロードバイク初心者目線的でインプレしてみましょう。
巡航速度が上がった
まだ単独で100㎞ライドはしていませんが、牽いてもらいながら走るのもかなり楽チンです。
以前の自転車では25㎞くらいからスピードアップされていくと付いて行くのがムッチャ厳しかったのですが、Sprintでは普通に付いて行けるようになりました。
牽いてもらいながらなら30㎞でもなんとか付いて行ける感じです。
脚がある人なら巡航速度はもっと上げられそうです。
近いうちに単独で荒サイ100㎞やってみて平均速度がどうなるか見てみたいところです。
加速されても付いていける
これはもう明らかに違います。
以前は、25㎞超の速度で加速されると気張って踏んでも全然付いて行けず、間が空いてしまいました。
Sprintでは25㎞から35㎞くらいまで上げられても、なんとか付いていけるんです。
まあ、アタックされて一気に速度上げられると私の脚では全然付いて行けませんが。
以前なら諦めていた速度域でも付いて行けるとモチベーション上がりますね。
Sprintはもっと頑張ろう~って気持ちにしてくれます。
向かい風でも進む
Sprint買って最初に走ったときが向かい風だったのですが、その違いは強烈でした。
DRC2300では向かい風の時に身体だけでなく自転車も押されている感じがありました。
Sprintでは息子さんのEmondaみたいな感じで、車体が風に押される感じが無いんですね。
横風で煽られる感じも違うのが判ります。
登りが楽になった
まだ本格的な峠に行っていませんが、短い登りでも軽く登れるのは実感です。
DRC2300では川を渡る橋のちょっとした登りでもブレーキがかかる感じでしたが、速度があまり落ちずに進めます。
まずは物見山でも行って登りの違いをさらに実感したいところです。
こうなると、富士ヒルなんかもチャレンジしてみたくなりますね。
速度のノビがスゴイ
ちょっとした下りでも速度がぐんぐんアップして行くのにビックリです。
DRCではけっこう踏んでも40㎞出るかだった短い下りで、踏まなくても40㎞出てしまいます。
これには本当にびっくりでした。
峠の下りなんかは予想外に速度アップしないように要注意ですね。
コーナーリングもバッチリ
まだ峠の下りなど行ってませんが、それでもターンインのやりやすさやコーナーリング中の安定感はいい感じです。
8の字やってみた感じも素直にトレースしてくれる感じ。
これで峠の下りのコーナーリングも楽しくなりそうです。
ブレーキはDiskの方が効くに決まってる
私の場合は息子さんが乗っていたTCRから105ブレーキが余っていたので付け替えてみました。
明らかに剛性感や握りこんでいった時の制動力は上がりました。
でも、あらたに105に替えるとするとDiskブレーキ仕様を買えるくらいの金額にはなってきます。
だったら最初からDisk仕様を買った方が良いでしょう。
エアロはSL5が上か?
息子さんのEmondaSL5と短い下りをほぼ同じに下ってみた時に感じたのですが、途中~下り切ったあたりはSL5の方が若干伸びるかなあと。
SL5の方が見た目もエアロなのと値段の差が出てるんでしょうか。
【まとめ】ロードバイク初心者のSprintインプレ
BianchiSprintの仕様や乗った感じを初心者目線で紹介してみました。
本格的なロードバイクはSprintが初めてなので「全部いい!」って感じですが、ぶっちゃけロードバイク初めて乗る人間なんてそんなもんじゃないでしょうか。
それでもBianchiSprintは、エントリーカーボンロードとしてコスパいいと思います。
300㎞乗ってみて、買ってよかった感はどんどん高まっています。
でも、ロードバイク購入を考えているなら、手間を惜しまずいろいろ試乗してみるのがおススメです。