ロードバイクのトップチューブバッグを使ってみました。
これまでずっとサドルバッグを使ってきたのですが、未知の道をロングライドチャレンジしていくと荷物が少しずつ増えてきます。
身体に負担がかかるのでバックパックは背負いたくないとなると、サイクルバッグでカバーするしかありません。
サドルバッグはパンク修理セットでいっぱい。
Wボトルが使えてボトル出し入れに邪魔にならないとなるとトップチューブバッグが良さそうです。
というわけで、今回トップチューブバッグを使ってみたのでインプレしてみたいと思います。
結論からいうとロングライドにはおススメです。
トップチューブバッグ使ってみようか悩んでいるサイクリストの参考になればウレシイです。
トップチューブバッグサイズ
今回使ったトップチューブバッグは、秋葉のジャンク屋でたまたま買ったノーブランドの激安物。
¥500くらいだったと思います。
バンドの長さ、ベルクロの長さ、ステム部分の取り付けゴムなどすべてがちゃちいです。
果たして100㎞ライドで使えるのでしょうか?
ちなみに防水ではありません。
夕立とか来たらモバイルバッテリーは水没するのでZIPロックなどに入れた方が良さそうです。
ロングライドにおススメのワケ
ロングライドといっても様々な距離があります。
今回は100㎞~150㎞程度の軽いロングライドで使える容量のトップチューブバッグを想定しています。
基本的に日没前には帰着する予定でいますが、脚の調子や日没時間が早くなる秋冬では帰着前に暗くなってしまう可能性も視野に入れています。
実際に使ってみたところ、これまで知らない場所へ100㎞ライド行くときに感じていた不安や不便に感じていた点がかなり解消できました。
スマホユーザーにはおススメ
私は未知の場所へロングライドで向かう時のナビはスマホを使っています。
自分のサイコンのナビは液晶が見にくいのと画面が小さくて老眼にはキツイんですよね。
ところがスマホでナビ使うとバッテリーの減りがムチャクチャ早くなりますよね!
これまでも帰る途中でスマホのバッテリーが切れて難儀したことが何回かあります。
サイコンには同じルートを戻る機能がありますが、帰りのルートが違っていたり帰りは最短距離にする予定だったときは使えません。
でもトップチューブバッグにモバイルバッテリーを入れておけば写真のように充電しながらナビ使えるので、バッテリー切れで帰り道が判らなくなる不安が解消です!
これ、実際にやってみるとムッチャ気楽になれてロングライドがますます楽しくなります。
↓私が使っているおススメスマホホルダー↓
ナイトライドにおススメ
私は日中も公道走行時にはヘッドライトを点滅させています。
少しでもリスクは減らしたいですからね。
そしてロードバイクに慣れてくると、意外に楽しいのがナイトライド。
夏のナイトライドなんか最高ですね。
冬は寒いのでナイトライド向けではありませんが、ロングライドでは予定より時間がかかってしまい帰着前にで夕方になってしまうこともままあります。
そんな時はライト必須になりますが、そうなると心配なのがライトのバッテリーの持ち時間。
昼間は点滅なのでさほど減らないとはいえ、数時間に及ぶロングライドでは点滅といえどかなり減っていきます。
また帰りが夜間になってしまったときにバッテリー切れは最悪です。
私が使っているOlight RN1500はバッテリー残が少なくなると自動的にLowモードになり真っ暗になる事態を回避できますが、知らない道でLowモードはやはり心もとないんですよね。
そこでサイコン同様、トップチューブのモバイルバッテリーから充電しちゃいます。
ライトのバッテリー切れの不安はスマホよりも大きいですから、これが解消されたのはムッチャストレスなくなりました。
※ライトによっては充電しながら点灯できないものがあるので要注意です。
↓私のおススメライト↓
GoProユーザにおススメ
GoProってSDカード大容量にしても結局バッテリーが1時間程度しか持ちません。
長時間撮影時には予備バッテリーに入れ替える必要がありますよね。
でも、バッテリー切れに気が付かず撮れているつもりで走っていた!なんてあるある……
私も何回か経験あるのですがこれやるとムッチャ落ち込みます。
そこでトップチューブバッグの出番です。
スマホ同様、モバイルバッテリーから充電しながら撮影すればバッテリー切れのストレスから解放されます。
チェストマウントではこの方法使えませんが、チェストマウントならバッテリー切れに気が付きやすいしバッテリー交換も楽ですからね。
↓GoPro撮影充電用パススルードア↓
鍵やお金・紛失の不安から解放
鍵や小銭などZIPロックにいれてバックポケットなんてパターンの方は多いと思います。
でも落としても気が付かないかもとか、他の物取り出した時に落としそうとか、なんか不安感が……
トップチューブバッグならそんな不安とストレスから解放です。
なんせ目の前にあるので安心感バッチリ。
あと経口補水液の粉や2RUNや塩タブなどの小袋もバックポケットに補給食と一緒のパターンが多いですよね。
そうすると、アンパンの袋引っ張り出した時に一緒に出てきて落としたなんてアルアルです。
補給水の粉や塩タブ・”RUNなど小物類はトップチューブバッグがおススメ。
こうしてみるとロングライド時の補給食や長時間撮影時にトップチューブバッグって役立つんですよね。
トップチューブバッグ邪魔になる?
なかなか便利なのは判ったけどトップチューブバッグで気になるのが邪魔にならないか?ですよね。
私も実際に使う時に邪魔になるんじゃないかな?と危惧していました。
邪魔にならないか心配するシチュエーションはこんな感じでしょうか。
- ペダリング時に邪魔になる。
- ダンシングで邪魔になる。
- 信号待ちなど停車時に邪魔になる。
それぞれ検証してみました。
ペダリングの邪魔?
通常のペダリングでは邪魔になりません。
ただし膝の内転具合やクリート調整などmかなり個人差があるので一概には言えないところです。
普通にサイクリングペースで走っている分には膝に当たることもなく一切邪魔にはなりません。
走っているときに横にずれてくる問題ですが、荒れた路面を走った際には多少ずれてきました。
それでも膝にがっつんがっつん当たるほどではありません。
こんな激安品のちゃちいバンドで大丈夫なら、ちゃんとしたブランド品なら横ずれの問題はなさそうです。
ダンシングの邪魔?
ダンシング時には思い切り当たります。
今回使ているトップチューブバッグは小さめな方なのですが、それでもしっかり当たりますから大きめのバッグなら確実に邪魔になります。
ただ、ダンシング時にはサドルやフレームがあたることもよくあるのでトップチューブバッグが当たるのは仕方ないと考えます。
そもそもトップチューブバッグ付けているライドで、がんがんダンシングするってないのではないでしょうか?
せいぜいヒルクライムくらいだと思いますが、それでもタイムアップを狙うようなシチュエーションではないでしょう。
個人的には気にならないレベルかなと。
停車時に邪魔?
これはもうフレームサイズとトップチューブバッグのサイズ次第でしょう。
ちなみに私の場合、信号待ちでフレームに腰かけても邪魔にはなりません。
ただ、これよりサイズが5㎝長いバッグだとバッグの上に座る感じになってしまいます。
100~150㎞程度のライドなら今回の容量で十分ではないかと思います。
個人的にはトップチューブバッグはあくまでも小物入れ的に使うのが合っていると思うので小さめサイズが良いと思います。
トップチューブバッグはダサいのか?
トップチューブバッグはダサいという声もチラホラあるようですね。
これは完全に主観と好みの問題なので結論はでないでしょう。
そもそもロードバイクは速く走るのが目的。
なのにそんな車体にゴテゴテバッグとか付けるのはダサいという考え方はあるでしょう。
私もCERVELO S5やCanyon Aeroadにサドルバッグは「似合わね~!!」って思います。
逆に、クロモリやグラベルロード、あるいは私のSprintのようなエントリーモデルならさほどダサくはないと思います。
あとはトップチューブバッグのデザイン次第。
今回、私が使っているのはハッキリいってダサいですね。
逆にAPIDURAのRacingなら見た目もイイ感じだしトライアスロンぽいエアロロードにもバッチリではないでしょうか。
トップチューブバッグ・個人的に欲しい3つ
今回、ジャンク品激安トップチューブでも十分便利に使えることが判りました。
とはいうもののフレームに止めるベルトやステムの固定バンドなどがちゃちすぎる。
ここがもっとしっかりしていて、チャックや本体の作りが良ければもっと便利に使えそうです。
というわけで、トップチューブバッグで私が欲しいトップ3を紹介です。
トップチューブバッグ買おうか悩んでいる方の参考になればと思います。
APIDURA EXPEDITION TOP TUBE PACK
Racingはカッコいいけど上蓋式なんですよね。
トライアスロンなどのレース時には便利ですがゆるぽたサイクリングではやはりチャック式が欲しいところ。
充電ケーブルを出す穴もしっかり開いているし、雨が入りにくいようになっています。
幅もスリムでペダリングの邪魔になりにくいのも良い感じです。
TOPEAK Fuel Tank
バッグ左側に充電ケーブルを出す穴が開いているのがイイですね。
水が入りにくいようになっています。
見た目がちょっとゴツイのでデザイン的に合わない可能性もありそうです。
ですが幅も狭くペダリングの邪魔になりにくそうです。
私はサドルバッグTOPEAKなので揃えたいってのもあります。
R250 防水トップチューブバッグ
シンプルでスマートな感じなのでTOPEAKよりいろんなロードバイクに合わせやすそうです。
充電ケーブルの穴もちゃんと開いています。
【まとめ】トップチューブバッグおススメの理由
スマホやGoPro、ライトにモバイルバッテリーで充電しながらロングライドを安心に楽しみたい!
そんな思いからトップチューブバッグを試してみました。
結果的にはバッチリ便利。
激安バッグでも十分使えますが、やはり長い目でみればきちんとしたブランド品が欲しくなりますね。