BianchiSprint君リムブレーキ仕様のホイールを初心者定番ホイール・ZONDAに交換してみました!
リムブレーキ仕様の完成車ホイールはSHIMANO-RS10-17C。
いわゆる「鉄下駄ホイール」ってやつですね。
今回、ZONDAをゲットしたので早速交換、物見山でヒルクライムしてみましたのでインプレしてみたいとおもいます。
さらに、交換後1000㎞ほど走ったのでそこで感じたことなども追記していきたいと思います。
貧脚・初心者目線ですが、だからこそ初心者の皆さんにも役立つのではないかと思います。
ZONDAリアホイール交換
せっかくなのでZONDAにはDuraAceのスプロケでも付けたいところです。
それにタイヤはGP5000あたりに替えたいですね。
ですが、今回は初心者でも完成車の鉄下駄ホイールRS10とZONDAの違いは判るのか?体感したいので交換するのはホイールのみ!
タイヤもチューブもスプロケも、そのまんま移植します。
スプロケ交換は工具さえあればさほ難しい作業ではありません。
一番の注意点は、トップギヤの外側から締め付ける最後のロックリングですね。
最初のねじ山の勘合時に斜めに入りやすく、そのまま工具で締め付けると、ねじ山ダメにしやすいようです。
ZONDAホイールの向きはどっちだ?
リヤホイールはフリーハブが付いているので、ホイールの向きに悩むことはありません。
が、リムブレーキのフロントホイールは単体だと向きに悩みます!
さて、どっちが右、どっちが左?
Campagnoloの場合、球当たり調整が進行方向に対して左側が正解とのこと。
リムに張ってある「WARNING」ステッカーの向きを揃えればいいのかな?と思っていたのですが、逆サイドに張ってあるモノもけっこうあるようです。
ハブに張ってるメーカーロゴステッカーが、乗車姿勢から見て正面になるようにというのも、ステッカー貼るときに向き間違えることもあるかなと。
やはりホイールの向きはハブの玉調整を基準にするのがベストのようです。
ZONDAホイール重量
ホイール重量、やっぱ気になりますよね。
ゾンダは初心者定番で重量的にはさほど軽くはならないとは言われています。
実測してみました。
Fホイール重量
手持ちの体重計では0.1kg単位でしか測れないので正確性はイマイチかもですが、ホイール単体で200g軽いと出ました。
リムだけで200g軽いわけではないので実際に体感できるか判りませんが、200gは大きいですね。
Rホイール重量
ゾンダのリアホイール重量、測り忘れてスプロケ付けてしまった!
外すのもめんどいのでスプロケ無しのRS-10とスプロケありのゾンダの比較です。
スプロケとシャフト付けても100gしか重くなっていないってことは、素ならかなり軽いのではないでしょうか。
ZONDAホイール・インプレ
我が愛車BianchiSprint君にZONDA履かせて早速いつもの荒サイ~彩湖へ。
そして、荒サイ~物見山周回、150㎞で2200mアップ、筑波8耐などで1000㎞ほど走って
タイヤとチューブも完成車からの移植なので、完成車RS10→ZONDAの違いのみになります。
ZONDAのこぎ出し・加速は?
- こぎ出し感:変わらず。
- ゼロスタート加速:さほど感じない。
- 25㎞/hからの加速:明らかに伸びる。
- 30㎞/hからの加速:自分でも伸ばせる。戻される感がない。
こぎ出しの軽さ・ゼロ加速の鋭さはRS10と比しても感じませんでした。
これは息子さんが以前乗っていたTCR SLR2+RacingZEROの超軽量コンビの印象が強いせいかもしれません。
スッと前に出るこぎ出しの軽さと一気にトップスピードまでの立ち上がりは凄かった!
反面、私のような貧脚ではあっという間に脚が終わってしまいましたが……
こぎ出しではさほど軽さを感じないゾンダ君ですが、ある程度速度が乗ってからの加速のしやすさはRS-10より明らかに伸びます。
とくに感じたのは30㎞/hあたりから加速させるとき。
付き位置でもRS-10では27㎞/h超えて加速されると、私の脚では一生懸命踏んでも少し離されてからやっと追いつくって感じでした。
ZONDA君だと27㎞/hから加速されても付き位置なら「スッ」と反応して加速できますし、その後も付いて行くのが明らかに楽です。
詳しい方によるとゾンダは軽さよりもハブが良いので回りが良くなるとのこと。
これでGP5000とか入れたらもっと走りやすいんだなあと嬉しくなりますね。
ZONDAで平坦巡行はペダリング練習になる
- こがないときの減速感がない
- 減速しても戻しやすい。
- ホイールが先行して回る感じ。
- ちゃんと回さないと空振りする。
ディープホイールではないので巡行のしやすさはさほど変わらないかなと思っていたのですが、巡行も明らかにRS-10より速い!
そしてZONDAである程度走って一番感じたのが、ホイールが先行にして回る感じ。
ゆるい下りや牽いてもらっているときにホイールが先行して回っていく感じ。
また、単独でも巡航速度を上げていくとゾンダホイールがどんどん回ってくれて、脚が空振りする感じになります。
ペダリングが追い付かないというかリズムが合わないというか。
力任せに踏もうとするだけだと「カクン」ってなっちゃう。
12時の手前からちゃんと回す意識をするとどんどん加速してくれる感じ。
この感覚はRS10では感じたことがありません。
Sprint君+ZONDA、いずれも初心者向けモデルですが、バッチリのコンビネーションに思えます。
実際、ゾンダ交換後に荒サイで物見山に向かったStravaでは平坦部分で更新されている箇所がありました。
さらに1000㎞走って、ゾンダ君をちゃんと回そうとしているせいか、ペダリングが少しはまともになったのか、ソロでの巡航速度が少しアップできるように。
付き位置で引かれる時の速度が明らかに速くなりましたね。
ZONDAでヒルクライムはやる気になる
ゾンダ交換前、ほぼ1年ぶりに完成車ホイールSHIMANO RS10で自走で物見山周回。
あきらかに体力・脚力共に落ちていると実感だが、今回はZONDAの感触が判ればいいやということで、6日後にZONDAにホイール交換して再び物見山へ!
タイヤとチューブは完成車のまま。
物見山程度じゃヒルクライムとは言わんとは思うけど、初心者が登り練習するには丁度いい。
周回コースなのでペダリング見直したりいろいろ試せるのもいいよね。
というわけでZONDA君。
回る!
軽いというより回る感じ。
なんだけど昔の激重自転車の癖もあり、どうしても力任せに踏んでしまい疲れてしまう。
周回するうちに、なんとなくペダリングの感覚がつかめてきた感じ。
力で踏んで進めようとするより、ちゃんと回すと進む感じというのだろうか。
自分がリズム取りやすいケイデンスで、スッスッって回す感じがいいみたいだ。
もちろん、それなりに脚も使うし還暦オヤジは心拍シンドイが、あきらかにRS10より登りやすい!
あとは走りこんでペダリングの感じをつかめれば、自己ベスト更新は近そうだ。
Sprint君買ったときも感じたが、いい器材をゲットできると「もっと練習すればもっとイケそうだ!」ってモチベーション上がるよね。
そしてその後、150㎞で獲得標高2200mという鬼のようなライドに誘われましたが楽しく走り切ることが出来ました。
斜度の変化を知らない未知の峠でもZONDA君だと明らかに登りやすいですね。
とくに無理なペースアップを図らず、力任せに踏まず淡々と回していくとZONDA君の良さが判る気がします。
ZONDAのラチェット音は爆音だ!
ZONDAといえば有名なのがラチェット音。
完成車定番のSHIMANO RS10はおとなしい音なので、交換すると爆音に感じてしまう。
ZONDAラチェット爆音のメリット
存在を自然にアピールできる。
これってけっこうメリットではないかと思います。
ベル鳴らすより自然でいい。
車からもけっこう聞こえるみたいです。
ZONDAラチェット爆音のデメリット
ラチェット爆音響かせていると、なんか速そうに見えてしまう気がする。
私なんか、ラチェット音でかいW/Hは速い人のイメージあるもんね。
で、このたびZONDA履いて自分がラチェット爆音出す側になったのだが、私は至って貧脚なのだ。
この爆音で物見山でヒイヒイ言ってるのはイマイチかっこわるいですね(^^;
ゾンダホイールはおススメか?
実際にZONDA履いてみて「これはいいなあ~」というのが実感。
初心者定番、初めてのホイールに迷ったらゾンダと言われる理由が判る気がします。
- RS-10より明らかに巡航速度上げられる。
- RS-10より登りやすい、進んでくれるのが体感できる。
- 乗り心地は当然少し硬くなる。タイヤ次第もある。
- 体感できる変化が大きくコスパがいい。
Sprint君完成車のホイールRS-10、いわゆる鉄下駄からだと初心者でも明らかに違いが判るいいホイールだと思います。
【まとめ】ZONDAホイールインプレ
初心者のホイール交換定番のZONDA。
BianchiSprint完成車のRS10に比べ、平坦でもヒルクライムでも明らかに回ってくれる感がありました。
個人的には「軽い」より「回る」って感じです。
見た目もカッコいいですしね。
次はタイヤを変えたいところです。